『古本の寄付』 本を通じて社会に貢献する
みなさまこんにちは。店主です。
本日は『古本の寄付』についてのお話を。
『古本の寄付』は、本を通じて社会に貢献したり、必要な所に届けたいという思いを叶えるステキな方法です。
読まなくなった本を整理することで、自分の家やオフィス等をスッキリさせたと同時に、子供たちや学校・福祉団体等に本を読む喜びを届けることができます。
先日のブログで『被災地に本を送らないで!』というニュースをもとに書かせて頂いたのですが、じゃあ一体どうやって読まなくなった本たちを次に繋げるのか、活かせるのか。この記事では、古本の寄付についての重要性や方法、そして寄付がもたらす様々な利点について探ってみたいと思います。
古本・古書の寄付の重要性
『古本の寄付』は、多くの意味を持つ行動です。
まず第一に、寄付された本は新たな読者に愛されて、勉強や知識やエンターテイメントの泉として、とても役に立ちます。特に図書館や学校などの教育機関に寄付される本は、多くの人々の学習の機会を広げることへと繋がります。
さらに、慈善団体やNPO法人に寄付された本は、経済的に恵まれない人々やコミュニティに知識や読書の機会を均等化する事にも役立ちます。
また、『古本の寄付』は環境にもやさしい影響を与えます。本は再利用可能な大切な資源でSDGs持続可能な開発目標の12番、つくる責任・つかう責任にも当てはまり、リサイクルや再利用によって廃棄物の量を減らすことができます。古本を寄付することは廃棄物削減の一環としても非常に重要な役割を担っています。
古本の寄付方法
方法はいくつかありますが、場所や施設により異なります。以下の手順は参考程度です。
- 整理と選別:最初に、ご自宅やオフィスで読まなくなった古本を整理・選別します。次の方の手に渡るものなので状態の良い本や読まれる機会があると思われる本を寄付の対象としている事がほとんどです。
- 寄付先の選択:寄付したい団体や機関を選択します。本のジャンルによっていくつか分ける事をお勧めします。ベストセラー本は人気で貸し出し件数も多いため地域の図書館、学習参考書や郷土史・歴史は学校、学習漫画や絵本・児童書は保育園や学童などが一般的な寄付先です。
- 連絡:選んだ寄付先に連絡し、古本の受け入れ状況や要件・受け入れ可能な本の種類や寄付方法について確認します。寄付する前に寄付先の要件・条件を確認することが重要です。必要に応じて予約や手続きを行います。
- 受け渡し:古本を寄付先に届けるか、もしくは受け入れ先が指定する方法で送付します。
古本の寄付の利点
古本の寄付には様々な利点があります。
- 社会貢献:古本の寄付は社会貢献の一形態であり、他の人々やコミュニティに利益をもたらします。
- 環境への配慮:古本の再利用やリサイクルは環境にやさしく、廃棄物削減に貢献します。
- 整理とスペースの確保:読まなくなった古本を寄付することで、ご自宅やオフィスのスペースを整理し、新たなものにスペースを確保することができます。
また、これは古本とは違う寄付方法になりますが、12月にラジオで聴いた寄付方法が素敵だなと思ったので紹介させて下さい。
『ブックサンタ』
簡単に説明すると、本を贈りたいと思った人が賛同書店で本を買って預けると、NPOを通じて子供たちへサンタクロースからプレゼントとして届くという素晴らしい取り組みです。
最後に
近年、出張買取先のお客様から、図書館や学校等に古本の寄付の問い合わせをしても、本が溢れすぎてしまって受け入れて貰えない、という話を耳にする機会が多くなりました。
おおさか書房では、お客様の読まなくなった本のお買取り金額を、お客様の希望する団体やNPO法人先に寄付をする取り組みも行っております。
本という形での寄付は叶わなくても、このような方法もありますので寄付の仕方の一つとして知っていただけると嬉しいです。
まとめ
古本はゴミとして処分もできますが、寄付は本を通じて社会に貢献するステキな方法です。古本を寄付することで地域の人々やコミュニティに笑顔をもたらし、生活に困っている人を笑顔にする事も出来ます。と同時にお客様自身も整理整頓や環境保護にも役立てられる一石福(複)鳥な行動です。
つたない文章で分かりにくい部分もあったかと思いますが、これをきっかけに「こういう方法もあるんだな」と調べてもらえたり知ってもらえると何よりです。
店主